ファーアイテムが似合う季節になってきましたね!
私も去年、ネットでミンクファーを買ったのですが、うっかり商品説明を見落として、カンや糸のついていないタイプのものを購入してしまいました…。
今回は 「カンのないファーにカンをつける方法」 を紹介したいと思います。
目次
菊座 + Tピンを貼る
8㎜使用
菊座はビーズの上下に通して装飾として使うパーツ。花座、座金と呼ばれることも。
このパーツをTピンに通して丸めて、接着剤で貼ります。
カン付きのファーパーツよりもオリジナリティが出せるし、お値段も手ごろ。
ただ、菊座を通したままTピンを丸めるのが難しいです。
縫い合わせてある部分が出っ張っているとフィットしにくいので、もしかしたらファーによってはしっかりと接着できないかもしれません。
菊座キャップの作り方と付け方
1.菊座にTピンを通す
Tピンの底が菊座の内側に来るように通します。
2.Tピンを曲げる
平ヤットコで、菊座のすぐ上のTピンをはさんで曲げます。
3.Tピンを丸める
Tピンを丸めるときは指で菊座の内側を押さえておきましょう。
押さえておかないと、丸め終わったときに根本が長くなりすぎてしまいます。
4.接着剤を塗って貼る
菊座の内側に接着剤を多めに塗って、ファーの縫い目を隠すように貼ります。
ギュッと押さえると透かし模様の隙間から接着剤が出てしまうので、押さえるときはピンセットなどを使ってやるといいですよ。
このときにTピンが倒れていると、そのまま固まってしまう可能性があるので起こしておいてくださいね!
ヒートンキャップを貼る
6㎜(芯なし)使用
ヒートンキャップは穴がないビーズや片穴のビーズ、ガラスドームに接着して使うパーツ。
ヒートンキャップは始めからカンがついているので、 接着剤で貼り付けるだけ。
菊座よりも簡単に取り付けられます。
縫い目が出っ張っていても、ヒートンキャップの方が丸みがあるのでフィットしやすいです。
作業の簡単さ、ラクさは断然ヒートンキャップ。
見た目はシンプルだけど、ちょっと金属が目立つかな。
菊座と比べるとお値段が張ることと、菊座よりもマイナーなパーツだと思うので、小さい店舗だともしかしたら取り扱っていないかも。
オススメしない方法
針や目打ちで穴を開けて、9ピンを差し込む
一番最初に試したのがこの方法でしたが、なんと言っても縫い目が硬すぎる!
手が滑って何度も自分の指まで刺してしまいました…。
穴を開けたと思っても、どこに穴が開いているかわからなかったり、針で開けた穴より9ピンの方が太くて差し込めなかったり…。
差し込めても途中で9ピンがぐにゃっと曲がるし、ファーに対してまっすぐに9ピンが差せないし、とにかく扱いにくい!
私がやってみた感想はこんな感じですが、「Tピン、9ピンでも簡単につけられた」という人も見かけるので、つけやすさに個体差があるのだと思います。
危ないし時間もかかるので、個人的にはあまりオススメしません。
まとめ
「簡単な方がいい!」という人にはヒートンキャップ。
Tピンを丸める作業がないので、接着剤を塗って貼り付けるだけで終わりです。
「安く済ませたい!」という人には菊座がオススメ。
菊座の方が一袋にたくさん入っているし、パーツショップや手芸店へ行けば100円程度で買えます。
ミンクファーなら、6~8㎜くらいの菊座かヒートンキャップを取り付けると、見た目のバランスがいいと思います。
少しでも参考になれば幸いです